親しみやすくフランクに、相手の目線に合わせてご相談にのられている日比野先生。弁護士YouTuberとしての一面もあり、一般の方が法律をもっと身近に感じられるような動画を発信されています。そんな先生に事務所の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。

メディア掲載多数
所属弁護士会:山形県弁護士会
先生が弁護士を志したきっかけは?

高校の時から政治や公民に興味があり、その中で私の能力を活かせる仕事をやりたいと思っていました。大学進学後、1年生の時に、日本プロ野球選手会の紛争があった際の代理人をしていた弁護士の先生の講義を受けて、弁護士っておもしろそうだなと思ったことがきっかけです。また、弁護士資格は日本の3大難関資格の1つなので、それを取得できたらこの先の人生楽しくなりそうだなというのもありました。
弁護士法人mamoriについてと日比野先生の特徴を教えてください。

当事務所は専門分野で役割分担をしており、私が個人のお客様向けに債務整理や離婚、男女問題などの個人のトラブルを担当し、もう1人の弁護士が企業法務の経験がとても豊富なので、対法人向けに事業再生、事業譲渡、M&Aなどを担当しています。また、司法書士法人、行政書士事務所と一緒にやっているので、不動産や相続・遺言など連携して対応することが可能です。
私は、弁護士YouTuberとしての一面もあり、法律をもっと身近に感じていただけるよう、動画では法律にまつわる話題について解説しています。YouTubeを始めて3年目になるのですが、始めた頃はまだ弁護士のYouTubeチャンネルはあるにはありましたが、YouTubeらしい動画で、且つ、法律のことを嚙み砕いて解説している動画はありませんでした。また、文字ベースで発信するよりも動画の方が法律についてや私の雰囲気も伝わりやすいと思い、YouTubeを始めました。始めた当初は思ったように再生回数が伸びませんでしたが、挫折せずコツコツ継続したことで徐々に見ていただける方も増え、ありがたいことにYouTubeを経由しての問い合わせがとても増えました。動画の概要欄にLINEアカウントのリンクをつけていますので、そこから友達登録をして、質問を送っていただいています。そして、内容に応じて依頼をお引き受けし、破産の申し立てや離婚調停の代理人などをしています。
ご相談の際は、なるべくわかりやすい言葉で、しっかりと伝わるように時間をかけて丁寧にお話することを心がけています。弁護士側からすると当たり前の手続きでも、ご相談者様からするとわからないことばかりだと思います。弁護士もサービス業であるという意識を持って、どのような手続きが必要なのか、どれくらい費用がかかるのか、どれくらい時間がかかるのかなど噛み砕いてお伝えし、親しみやすくフランクに、ご相談者様の目線に合わせてお話するようにしています。
当事務所は、zoom、LINEなどオンラインにも対応していますので、首都圏問わず全国どこからでもご相談いただけます。
今後の弁護士業界についてと先生の展望を教えてください。

弁護士業界は個人事業主気質なところがあり、同じ事務所内で複数の弁護士が働いているところはたくさんあると思いますが、実際にふたをあけてみると個人事業主同士がただ同じ空間で働いているだけのような組織体のところが多いです。一般企業のように組織化できているところが非常に少なく、教育ひとつとっても他の業界と比べてかなり遅れている印象です。情報化社会になり、これだけ目まぐるしく情報が変わっていく中で、しっかりと組織化できて、教育面でもどんどん他の業界と同じようなスピード感でできている事務所が生き残っていけるのかなと思っています。
今後に関してですが、引き続きYouTubeでの情報発信は続けていきたいと考えています。また、新型コロナウイルスの影響により資金面で困難に直面されている方が増えているので、民事再生や破産の申し立てなどしっかりと対応していけたらと思います。対法人も同様に、資金繰りに苦労されていたり、経営者の高齢化による事業譲渡やM&Aなども増えていくと思いますので、社会の状況に応じて、お困りの方に手を差し伸べていけるような事務所でありたいと思います。