交通事故の基本過失割合|歩行者対四輪車の基本パターン | 弁護士の選び方 | 弁護士がおすすめする東京・千葉・埼玉・神奈川の法律事務所
2017年3月26日

四輪車は常に交通弱者である歩行者に配慮した運転を義務付けられています。そのため歩行者と四輪車との交通事故が起こった場合、事故に対する過失割合は多くのケースで四輪車の方が重く設定されています。
特に高齢者や子供は事故に遭いやすい交通弱者として、法で厳格に保護されています。

歩行者対四輪車

歩行者:四輪車の過失割合

過失割合は都度判断され決められるものですが、過去の判例からある程度の基準化がなされています。ここではいくつかのパターンを紹介します。

横断道路上の事故

横断歩道上の事故では、歩行者の保護が大きくなります。

青信号で横断歩道を渡っている歩行者:赤信号で交差点に進入した車=0:100
赤信号で横断歩道を渡っている歩行者:赤信号で交差点に進入した車=50:50
赤信号で横断歩道を渡っている歩行者:青信号で交差点に進入した車=70:30
信号のない横断歩道を渡っている歩行者:交差点に進入した車=0:100

横断道路のない道での事故

横断歩道のない道での歩行者横断の場合は下記のようになります。

歩行者:直進の車=20:80
歩行者:右左折の車=10:90

その他道路上の事故

道路沿いを歩いている歩行者に接触した場合、下記のようになります。

右側歩行者:車=0:100
左側歩行者:車=5:95
幅8m以上の車道中央部を行く歩行者:車=20:80
上記以外の車道中央部を行く歩行者:車=10:90

車道に倒れている歩行者に接触した場合、下記のようになります。

昼間に道路上に倒れている歩行者:車=30:70
夜間に道路上に倒れている歩行者:車=50:50

修正要素

上記のような基本的な過失割合に、状況によって割合の修正が行われる場合があります。例えば歩行者が高齢者や子供の場合は、歩行者の過失は軽減される傾向にあります。代表的な修正要素として下記のようなものがあります。

歩行者:車の修正要素

過失が減るケース 過失が増えるケース
・児童・高齢者(-5~-10)
・集団横断(-5~-10)
・幼児・身体障害者(-10~-20)
・歩道のない道(-5)
・住宅街、商店街(-10)
・車の過失度(-10~-20)
・夜間(+5)
・幹線道路(+5)
・横断禁止の道路(+5~10)
・急な飛び出し(+5~10)
・ふらふら歩いている(+5~10)